登山

夏登山用マットレス「サーマレスト プロライトプラス」を使ってみて良かったこと

今年の夏にザックを新調しました。

このときザックとともに新調したのが、寝るときに体の下に敷くマットレス。
手持ちのマットレスはエアー式のためコンパクトで気に入っていました。
しかし、シーズン前に確認したところ空気が抜ける感じがあったので、買い換えました。

元々持っていたのはISUKAのいちばんコンパクトなタイプのものです。

マットには空気を吹き込むタイプだけでなく、クローズドセルタイプ(ウレタン)もありますが、エアーマットはコンパクトにできザックの中に収められるのが良いです。

製品 - ISUKA - イスカ 寝袋・シュラフの専門メーカー -

今回は、登山用品店の好日山荘のスタッフさんに相談し、サーマレストのプロライトプラスSにしました。

サーマレスト プロライトプラスの特長

  • 3シーズン対応の厚みと保温性の高さ(冷えにくい)
  • 自動膨張式(バルブを緩めると勝手に空気が入る)と、吹き込んだ空気も逆戻りしないバルブ
  • 痛みにくい素材で、メーカーが修理に対応

これらを最初に紹介されたときは、ワンシーズンに1、2回程度しかテント泊をしないわたしにとっては少々ぜいたくなスペックだなと感じましたが、こちらを購入しました。

ちなみにスリーピングマットにはR値という断熱性を示す指標値があるそうです。
今回選んだマットはR値が3.2と、元々持っていたISUKAのマットレスより高く、安心感があります。

寒がりな人や、冬山にも登る人は、R値が4以上のものが良さそうです。

Amazonのサーマレスト公式ストアより引用

また、体力がないわたしはザックを小さくしているため、
ザックの中で場所を取らず、できるだけ軽くなるよう、プロライトプラスS(118cm)をチョイスしました。
足元がマットから出る分は、ザックを足の下に敷いて寝ます。

なおノーマルな身長の女性で足先までカバーしてくれる長さが良い場合は、同じプロライトシリーズでRSという型番があります。(168cm)
こちらはプロライト「プラス」ではないため、プロライトプラスよりはR値が低く2.7となっています。
プロライトとプロライトプラスで、カバーしているサイズ(長さ)が異なるため、もし購入検討する場合は事前によく確認してください。

「薄くて長い」か「少々厚手で短い」のどちらを取るかと迷って、わたしは後者のプロライトプラスSにしました。お店で触ってみて、プロライトプラスの厚みを試したくなったからです。
お店の人いわく、畳んだあとの大きさは、この2つですと同じくらいの大きさ(直径)になるとのことでした。

サーマレストのマットレスは性能やサイズによって様々なシリーズがあるため、メリット・デメリットを確認して選ぶと良いと思います。

あと、バルブの使い方は簡単な説明書でも確認できますが、収納方法も含め、YouTubeなどの動画で確認して練習すると安心です。

ハイスペックな道具から教わったこと

実際に使ってみて、わかったことがあります。
それは、登山に関しては、経験者のアドバイスに従って見込みよりも一段階ハイスペックなものを準備する方がいいということです。自分の経験の範囲では想像が及ばないこともあるからです。準備のしすぎということはありません。

今回買ったマットを、冒頭にも書いた賤ヶ岳の登山でさっそく使ったときのことです。

この日は多くの登山者でテント場が大混雑していました。
そうすると、条件のよい場所にテントが張れません。
石がゴロゴロしていたり、斜めになっていたりする場所に張らざるを得ませんでした。

こういった想定外の悪条件で、このマットの寝心地の良さを痛感しました。
「プラス」の方を買ってよかったなと思いました。
また、膨らます手間もかからないため、テントを張る場所を探すのに時間を食ったあとでも、楽に寝床の準備ができたのもありがたかったです。
少々想定外の環境下でも、このマットのおかげで、とても気持ちが落ち着きました。

自分が思っていたよりも一段階ハイスペックなものを購入したことが、結果的には良かったです。
店員さんのアドバイスに感謝ですね。
今回のことは、もし山の道具を買うときに迷ったら、ひとつの判断基準にすると良さそうです。
そして「サーマレスト プロライトプラス」、めっちゃおすすめです!

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