「7つの習慣(スティーブン・R・コビー博士著)」というと、超有名なビジネス書・自己啓発書です。
しかし本の厚さや内容の濃さから、読むのを挫折した経験はありませんか。
わたしも過去に何度か読みかけては挫折しました。
読みたい気持ちはあるのです。でも挫折。この繰り返し・・。
ティーンズという高校生向けのバージョンなら読めるかとトライしたこともありました。
しかしそれでもボリュームがあり、そちらも挫折。
そんなわたしに、最近Amazonがリコメンドしてくれた本が今回の書籍です。
「13歳から分かる!」の表題と表紙イラストが敷居を下げてくれて、手に取りました。
そして、今回は、完読できました!
「7つの習慣」の内容についてはすでに多くの方が述べていると思いますので、この記事では、わたしのように原著で挫折した人でも読める、この書籍の魅力を紹介します。
「13歳から分かる!7つの習慣 自分を変えるレッスン」とはどんな本?
ポイントは押さえつつ、読みやすく書かれた良書
本書は7つの習慣の書籍のわりには約130ページと全体のボリュームが少ないです。
ポイントが絞られており、読むことへのハードルを下げてくれました。
ただ、イラストがよく使われており、また全ページカラーということで、最初のうちは「イラストでごまかしている雑な内容なのでは?」と疑う気持ちも持っていました(笑)
ですが、読んでみると決してそんなことはなかったです。
原著は未読ながらも7つの習慣のエッセンスを学べたと満足感できる内容でした。
そのように思えた本書の魅力は、以下の3点だと感じました。
- 難解な文章や長文がなく、構成にも統一感がある
- 補足の図解が秀逸
- 重要キーワードの用語集がある
次から、具体的に書いてみます。
難解な文章や長文がなく、構成にも統一感がある
まず頭が混乱するような長文がないのが助かります(笑)
かといって、見開き2ページずつ手短にすますという感じでもありませんでした。
読み進めていくうちに、各習慣の説明が、およそ以下の構成で統一されといると感じました。
一般向けの書籍では、いくつもの事例から本質を読み解く必要がある書き方のものも多いです。
しかしこうした構造が整理され繰り返されているので、読み手は無意識に安心でき、頭に入りやすいですね。
beforeとafterのストーリーも、必要最低限のボリュームながら、「課題にぶち当たる」→「習慣を使って、課題を乗り越える」というコントラストがわかりやすい内容になっています。
補足の図解が秀逸
前述の、導入となるショートストーリーに加えて、前述の「補足の説明」の部分に現れる図解が、とても良くできていると感じました。
文章だけでは想像が及びにくい部分が、的確に図で表されています。
適当なイラストでごまかしていないところに好感が持てました。
百聞は一見にしかずですので、Amazon等に一部ページのサンプルイメージが掲載されているのでぜひ見てみてください。1
シンプルでわかりやすい図が、各章の要点を良い感じに補足しているのがわかります。
重要キーワードの用語集がある
巻末には用語集がありました。
以下のような用語が表で再掲されていて、あとで復習できるようになっていました。
これらの用語は、7つの習慣を理解するうえでは欠かせないキーワードだと思います。
一度読み終わった後でも、また確認しやすくなっているのはありがたいですね。
大切なのは読み返して確認すること
本書の最後に、次のように書かれていました。
「頭で理解することと、実際にやってみるとでは、ずいぶん違う。」
「本書を定期的に読み返すこと。」
自分のレベルよりも難易度の高い本を読んで達成感を得ることも大事ですが、少しでも理解し、活用したいところです。
正直なところ最初は、「こんな書籍でも7つの習慣がわかるのかな?」と疑う気持ちもありましたが、十分にエッセンスを学べたと感じられました。それは、子どもでも理解できるように様々な工夫がされているからなのでしょうね。
「13歳から分かる!7つの習慣 自分を変えるレッスン」は、わたしを含め多くの人が「原則」に触れる機会を増やしてくれる、良書です。
- Amazonの紹介画像から図が掲載されているページをお借りしようと思いましたが、著作権上良くなさそうなのでやめておきます [↩]